こんにちは。こむです!
パンがお好きな方は一度は「パン作りをしてみたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか?
ただ「パン作りは時間がかかる?」、「こねたりなどの力作業は大変?」などと分からないことがたくさんありますよね。
今回は、そんな疑問を解消することを目的の一つとして、実際におうちではじめてのパン作りをしてみました。
今回のパン作りを通してパン作りの基本工程、作ったパンの材料・作り方、大変だったこと、良かったことなどをまとめました。
パン作りの基本工程は10つ!
パンは次の10つの工程により作ることができます。各工程における内容と意味をまとめました。
基本工程①:材料の計量
パン作りに必要な材料(小麦粉、バター、砂糖、スキムミルク、塩、水、ドライイーストなど)を計量します。
*この時、小麦粉・水は計量カップではなく必ずキッチンスケールで「重さ」をはかります。
基本工程②:ミキシング
ミキシングとは、材料をこねて生地を作ることです。
ミキシングにより、たんぱく質が結合してグルテンが作り出されます。
グルテンはイーストの活動により発生する炭酸ガスを包みこみます。炭酸ガスが膨らむことで生地の中に空気が入り込み、ふわふわしたパンを作ることができます。
基本工程③:一次発酵
イーストが活発に働く環境に生地を置くことにより、発酵を促進させ発生する炭酸ガスによって生地を膨らませます。
また、生地が熟成して風味が増します。
パンの種類により、一次発酵の温度と時間の目安は異なります。
一次発酵の状態はフィンガーテストで判断します。発酵した生地に指を差し込んでできた穴がほぼ戻らなければ発酵完了のサインとなります
基本工程④:パンチ
パンチとは、生地を押さえたり、折りたたんだりして生地の中に発生したガスを抜く作業のことです。
これにより、発酵で弾力がゆるんだ生地を引き締め均一にします。
また、生地の中で発生したアルコールを放出させて、新たな空気を取り込むことでイーストをより活性化させます。
パンの種類により行う場合と行わない場合があり、パンチ後は再び生地を発酵させます。
基本工程⑤:分割
仕上がりの大きさに合わせて、生地をスケッパーで切り分けます。
発酵や焼成を均一に行うために、キッチンスケールで計測しながら分割します。
基本工程⑥:丸め
生地を球状に丸めたり、軽く折りたたんでまとめ、発酵でゆるんだ生地の表面を滑らかにします。
基本工程⑦:ベンチタイム
ベンチタイムとは、丸めた生地をしばらく休ませる時間のことです。
ベンチタイムの目的は生地の緊張をゆるめ、生地ののびをよくして成形しやすくします。
パンの種類にもよりますが、ベンチタイムはおおよそ10~20分です。
ベンチタイム終了時、開始時よりも生地が一回り大きくなっていれば完了したサインとなります。
基本工程⑧:成形
パンの形を作ります。
この時、室温や手の温度により生地の温度が上がらないよう素早く成形します。
基本工程⑨:二次発酵
イーストが活発に働く環境(ソフト系:30~35度、ハード系:25度前後)に生地を置き、アルコール発酵により生地を膨らませます。
二次発酵終了時、開始時よりも生地が1.5~2倍になっていたら完了したサインとなります。
基本工程⑩:焼成
生地を焼きます。
パンの種類により異なりますが、180~200度で30~40分ほど焼きます。
【10つの基本工程で作る】はちみつチーズパン
材料(パン2個分)
- 強力粉 100g
- 砂糖 10g
- ドライイースト 小さじ1/2
- 塩 2g
- 水 30g
- 牛乳 40g
- 無塩バター 10g
- 有塩バター 8g
- とろけるチーズ お好みの量
- はちみつ お好みの量
作り方
- ボウルに強力粉、砂糖、ドライイースト、塩を入れます。
- 別のボウルに牛乳、水を混ぜ合わせ、温度を30度程度にします。
- 1と2のボウルを混ぜ合わせます。
- まな板に生地を取り出し、生地がまとまりなめらかになるまでこねます。(約20分)
- こねた生地に無塩バターを加え、生地がなめらかになるまで更にこねます。(約20分)
- 生地温度を測定し、30度程度だったため、40度に設定したオーブンで30分一次発酵させます。このとき、生地を取り出しやすいようお皿の上にキッチンペーパーを敷き、その上に生地を乗せ、ふんわりラップをかけます。
- 生地が大きくなっていることを確認し生地を取り出します。取り出した生地を2等分にします。
- 2等分にした生地をガス抜きし、丸め直します。
- 40度に設定したオーブンで30分二次発酵させます。
- 生地を取り出し、包丁で切り込みを入れ、有塩バター、チーズを乗せます。
- 200度のオーブンで10分焼きあげてはちみつをかけて完成です。
今回使用した強力粉はこちらです↓
パン作りで大変だったと感じたことは3つ!
大変だったこと①:パン作りで使用する道具の準備不足
パン作りで使用するペストリーボードとスケッパーの準備ができていなかったため、ミキシングや生地の分割がとても大変でした。
道具が準備できていないとより時間がかかったり、パンが思うようにできなかったりなどするため、道具を準備しておいた方が良かったと感じました。
はじめての方は特に分からないこと不慣れなことが多いと思いますので、必要な道具を準備してからのパン作りをおすすめします。
大変だったこと②:力作業が多い
ペストリーボードを準備しておらず、まな板の上にサランラップを敷いてミキシングを行いました。
まな板が小さかったり、サランラップが生地にくっついたりなどやりづらい環境でしたが、やはり力作業の時間は長く大変でした。
大変だったこと③:時間がかかる
私はしっかり所要時間確認をせずにはじめてパン作りをしましたが、思っていた以上に時間がかかりました。夜からパンを作り始めましたが、途中ではやめられず結局完成したのは深夜となりました。
そのため、時間に余裕を持ってパン作りすることをおすすめします。
パン作りで良かったと感じたことは2つ!
良かったこと①:自分の好きなパンが作れる
パンが大好きなので「こんなパンを作ってみたいなあ」と思っていたことが、現実的にできるのはとても嬉しかったです。
良かったこと②:パンが成長していく過程を見ることができる・完成した時の達成感
ミキシングなどの力作業、発酵に時間がかかったりなど大変な作業が多いですが、生地が膨らんだり、滑らかになったりどんどん成長していくような過程を見ることができるのはとても楽しかったです。
また、大変だったからこそ得られる達成感もあったと思いました。
まとめ
今回、はじめておうちでパン作りをしました。
パン作りは大変なことがたくさんがありますが、その分焼き上がったときの嬉しさもありました!
10つの基本工程でパン作りができるのでぜひ一度作ってみてください◎
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
以下の記事では、「ホームベーカリーを使用してのパン作り」についてまとめていますのでぜひ参考になれば嬉しいです!
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